試作の段階から、織物に精通した技術スタッフが打ち合わせに参加し、ご希望の品質や納期について丁寧にご相談を重ねてまいります。製品づくりの準備段階では、営業・技術・品質保証の各担当者が集まり、生産の流れや方法について話し合いながら、最適な工程を決定していきます。
使用する細幅織機の選定はもちろん、染色やプリント、防縮などの加工方法、品質確認の手順に至るまで、細部にわたってしっかりと検討を行います。生地の生産は、製品の仕様に適した織機や編機を用いて行い、必要に応じて特殊な二次加工を加えることで、理想的な仕上がりを目指します。
各工程の合間には、生地の色合い、風合い、強度などを確認し、気になる点があればすぐに工程へフィードバックを行っています。
出荷前には、専門スタッフによる検査を実施し、安心してお届けできる状態に仕上げます。納品方法についても柔軟に対応しており、ご希望のスケジュール通りにお届けできるよう努めています。
織物試作の流れ
受付
当サイトのお問合せホームにて、メール・お電話にてお問合せください、
担当者よりご連絡させていただきます。
打合せ・ヒアリング
織物の試作にあたっては、品質に関するご要望をはじめ、原料の選定、納期、コスト等についてお打合せをさせていただきます。
また、素材の選定や設計に関してお悩みがございましたら、専門的な視点からご提案やアドバイスをさせていただくことも可能です。ご不明な点やご相談がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
打合せ（弊社）
お客様からいただいたご要望をもとに、当社の技術者が協議を重ねます。その上で、試作に最適な原料や織機の機種、製造工程を慎重に選定し、品質・コスト・納期のバランスを考慮した設計を行います。これにより、お客様のニーズに最大限に応える製品づくりを目指してまいります。
原料手配
試作に向けて、必要となる原料およびその数量を手配いたします。
設計・工程
生産設備、品質要求、コストなど、ご要望に添った設備での設計を行います。
整経
整経は、織物に必要な経糸を正確な本数・幅で均等に並べ、すべての糸の長さをそろえ、均一な張力を与えるために行います。これにより、糸切れや織りムラを防ぎ、織りの品質を安定させることができます。
製織
細幅ニードル織機は、数ミリから数センチ幅のテープやバンドなどの細幅織物を製造するための専用織機です。シャトルの代わりに針（ニードル）で緯糸を挿入する方式を採用しており、1台で複数本の織物を同時に織ることができます。コンパクトな設計で省スペース化が可能なうえ、生産効率が高く、少量生産から大量生産まで幅広く対応できます。
織機には、綜絖によって経糸を上下させる基本的な開口機構に加え、ジャカード装置を搭載している織機もあり、ジャカード装置は経糸の動きを電子制御によって個別に制御することで、より複雑な模様や文字、ロゴなどのデザインを織り込むことができます。
加 工
織物特性や加工条件に応じて、ドラム加工機、空調加工機などの中から、製品に合った機種を選定し加工を行います。
織り上がった生地に熱を加えることで、形状を安定させるとともに、機能性や外観の向上を図ることが可能です。これにより、最終製品としての品質や性能の検証にもつなげてまいります。
検査、仕立て
検査
織り上がった織物にキズ、汚れ、色ムラ、織りムラなどの不良がないかを確認し、寸法や品質が規格どおりであるかをチェックする工程です。検反機を用いて目視や測定を行い、製品として出荷できる品質かどうかを判断します。
仕立
検査を通過した織物を用途に応じた形に仕立てする工程です。巻き取りやカット、端の処理など製品、ご要望に合わせた仕立てを行い、最終製品として出荷できる状態に整えます。
出荷
お客様のもとへ出荷、納品いたします。
私どもから
私どもは、お客様の大切なアイデアを形にするため、織物の素材選びから製造工程に至るまで、一貫して丁寧にサポートさせていただいております。仕様がまだ固まっていない段階であっても、ぜひお気軽にご相談ください。
お客様のご要望やご希望を丁寧にお伺いし、最適なご提案をさせていただきながら、一緒に理想の製品づくりを進めてまいります。どんな些細なことでも構いませんので、まずは一度お問い合わせください。
